その昔、私は毎日、1リットル容器2本分の麦茶を作っていた。
我が家では、季節を問わず年がら年中麦茶を飲んでいる。
夏場になると1回に作った2Lだけでは足りなくなってしまい、一日に何度も作り直す日々が続いていた。
カラになった容器を洗い、定期的に漂白剤に浸け、麦茶パックを煮出して冷まし、それを容器に移して冷蔵庫へ。そんなルーティンを毎日繰り返していた。
この大変さ、めんどくささを「分かる!」と言ってくれる誰かを求めてママ友に話したことがある。
けれど、当時私が住んでいた地域では、比較的お金に余裕のある人が多く、同世代のママ友たちは口をそろえて「麦茶はペットボトルを買うからよく分からない」と言われてしまった。
私には麦茶をペットボトルで買う余裕なんてなく、共感されない悲しさを背負いながらせっせと麦茶を作っていたのだ。
ある時から大容量ピッチャーを使うことにした。
これが驚くほど便利で、私の麦茶づくりにかかる手間と時間を大きく減らしてくれた。
結果、明らかに生活の質が上がったと感じている。
今回は、その便利だった大容量ピッチャーがついに壊れてしまい、新しいものに買い替えたので、麦茶づくりと大容量ピッチャー選びについて書いてみようと思う。
新しい大容量ピッチャーが良い
最近、家で麦茶用に使っている大容量ピッチャーを買い替えた。
楽天のセールで購入したのだが、これがとても具合がいい。武田コーポレーションというメーカーの商品だ。
![]() | 価格:2980円~ |


容量は6リットル弱。
家族3人の生活では、すぐになくなることもなければ、残りすぎることもない、本当にちょうどいい量が作れる。
ちなみに、以前使っていたのは近所のホームセンターで購入したもので、内側がステンレス製。たぶん6年くらい使っていたと思う。だいぶ長持ちしてくれた。
ただ、本体がちょっと重くて、円周が太くて洗うのが大変だった。
そして容量も6.3リットルほどと、うちには少し多すぎたようで、毎回中途半端に余ってしまっていた。
そんな不満をこぼしながらも大事に使っていたのだが、コック部分からの水漏れがひどくなってしまった。
ねじのようなパーツを動かしても水漏れが治ることはなかったので、今回新しく買い替えることにした。
新しい方は、全体がプラスチック製でとにかく本体が軽い。
円周も細くなった分、シンクで洗うのがかなりラクになった。
以前は「ステンレス製の方がいい」と思い込んでいたけれど、プラスチック製の軽さは、日々の手入れのしやすさという意味でありがたい。
そして何より驚いたのが、保冷力の高さ。正直、このメーカーについては知らなかったのであまり期待していなかったのだが、いい意味で予想を裏切られた。
夜に作っておけば、翌日のお昼でもしっかり冷たいままだし、氷もちゃんと残っている。
これは保冷専用タイプなので好みは分かれるかもしれないけれど、我が家では麦茶専用として使っているので全く問題なし。
ちなみに、昨日の22時ごろに入れた氷が、翌日の13時を過ぎてもまだ残っている。これは嬉しい誤算だった。ステンレスじゃない=保冷力が劣る、と思い込んでいたけれど、全然そんなことはなかった。
補足すると、うちはタッパーで作った大きな塊の氷を使っているので、キューブ状の氷よりは長持ちしやすい。
ただ、以前のステンレス製ピッチャーでも同じ氷を使っていたけれど、ここまで長くは保たなかった。なので、保冷力がアップしているのは間違いない。
前回の大容量ピッチャーを導入してから麦茶づくりがかなりラクになったが、今回の新しいピッチャーを使い始めてからは、さらに“ちゃんと冷たい麦茶”が飲めるようになった。
大容量ピッチャーの導入を迷っている人がいたら、一度試してみる価値はあると思う。
麦茶に大容量ピッチャーを家庭で使うメリット・デメリット
メリット ラク&水分補給のしやすさ
大容量ピッチャーを使うようになってから、麦茶づくりにかかる手間が明らかに減った。
- 大容量なので、麦茶づくりの回数が減った
- だから、容器を洗う回数も自然と減った
- すぐ飲めるので、家族の麦茶摂取量もアップ
麦茶づくりの回数が減った
1回で6リットル弱の麦茶が作れるので、何度も作り直す必要がなくなり、かなりラクになった。作るのが追いつかずに、喉が渇いた子どもに「麦茶ないの〜??」と言われることも減って、精神的にも平和。
本体を洗う回数が減った
麦茶を作る回数が減れば、当然ながら容器を洗う回数も減る。洗い物は、少なければ少ないほどありがたい。地味だけど、確実に助かっている。
すぐ飲める
大容量ピッチャーは食卓のすぐ横、手を伸ばせば届く位置に置いてある。コップも近くにセットしているので、「なんか飲もうかな?」と思ったタイミングですぐに冷たい麦茶が飲める。
もはや、我が家にとっては立派な“ウォーターサーバー”。
大容量ピッチャーを導入する前は、冷蔵庫に麦茶ボトルを入れていた。けれど、冷蔵庫から出して注ぐという一手間が意外と面倒だったようで、家族が麦茶を飲む頻度は少なかった。
今のスタイルに変えてからは、明らかに水分補給の回数が増えている。
デメリット そんなにない
正直なところ、これといって強いデメリットは感じていない。
でもあえて挙げるとすれば、以下の2点かな。
- コックの部分の掃除
- 鍋より大きいので、洗うときに場所をとる
コック部分を洗うのが、少し大変かも
コックは構造的に入り組んでいるので、放っておくとヌメリや茶渋がつきやすい。
なので、コック部分が取り外せるタイプを選ぶのがかなり重要。
今回購入した武田コーポレーションの大容量ピッチャーは、このコックが外せる仕様で、洗いやすくてありがたい。
以前使っていたピッチャーは取り外しできなかったので、耳かき用の綿棒でコックの奥を掃除していた。これはちょっとだけめんどくさかった。
本体の洗いやすさは、シンクの大きさによる
もう一つは、本体のサイズ感。
うちのキッチンのシンクは、築40〜50年くらいの古い仕様。でも、団地サイズよりはやや大きめの一般的な大きさだと思う。
今のピッチャーはギリギリ洗えるけど、もしシンクがもっと狭かったら、ちょっと苦労していたかもしれない。
広めのシンクの人は問題ないけど、コンパクトキッチンの人は注意した方がいいかもしれない。
今回買った大容量ピッチャーならではのデメリット
今回のジャグ「人によっては気になるかも?」という点を2つ紹介。
フタが密閉しない
まずはフタの作り。
パッキンなどは付いておらず、ただかぶせるだけのタイプ。だから、傾けると普通に中身がこぼれる。
持ち運ぶ場合は、カラの状態で運んで、現地で氷や飲み物を入れるスタイルがおすすめ。
お湯はダメ
もうひとつは、「保冷専用」だということ。お湯は入れられない。
つまり、冬場に温かい飲み物を入れて持ち運ぶのはNGだし、「麦茶パックと熱湯を入れて濃く煮出して→氷で冷やして薄める」という時短レシピも使えない。
トータルで見て満足している
とはいえ、うちではお湯も使わないし、この大容量ピッチャーを外に持ち出すこともない。
コック部分の掃除もそこまで手間だとは思わないし、シンクでの洗浄も問題なし。
つまり、この大容量ピッチャーはうちの生活スタイルにはとても合っている。
結論としては、メリットしかない、というのが正直なところ。
麦茶づくりが大変だった頃
麦茶のパックは、水出し・煮出しの両方に対応しているものを使っている。
どっちの作り方でもいいけれど、以前は必ず煮出してから冷まして、麦茶ボトルに詰めていた。
水道水をそのまま飲むことに抵抗があったからだ。
でも、田舎暮らしのせいか、水道水もそこそこ美味しい地域。飲んでもまったく問題ない。
それから、麦茶の保存容器には、1リットル容器を2本使っていた。
なくなったら、容器を洗って、すぐ次の麦茶を作って…をくり返していたが、これはとても面倒だ。
交互に麦茶を作っては冷まして、冷蔵庫に入れるの繰り返し。
1回では足りず、1日何度も作り直していた。
「大きな容器でまとめて作ればいいのでは」と思われそうだが、当時、冷蔵庫がかなり小さかったこともあり、容器の大きさにも制限があった。
1リットル容器がギリギリ入る最大サイズだったのだ。
本数を増やすのも難しかったし、例え2Lペットボトルを買っても、他の食材ですきまがなく、冷蔵庫に入れることができなかった。
どうにもこうにも身動きが取れない中で、なんとかやりくりしていた。
それに、やっぱり麦茶は買うより作る方が安い。
こういう小さい節約は大事。
うちは裕福ではないし、どちらかというとお金に余裕のある生活ではないのだ。
でも、あまりにも面倒だったので、ある日から水出しに切り替えた。
気分的にモヤモヤはあったけれど、冷ます工程がないぶん、格段にラクになった。
そして今、大容量ピッチャーに切り替えたことで、麦茶づくりはさらに快適になった。
おそらく、今後も一生、麦茶は大容量ピッチャーに作ることになると思う。
まとめ
毎日、作り続けてきた、麦茶づくり。
煮出して、冷まして、詰め替えて、そして洗ってのくり返し。簡単だけどいつも重荷になっていた日々。
大容量ピッチャーを使うようになってから、家事の手間を減らす大切さに気付いた。
全部が交わるところが「大容量ピッチャーでの水出し麦茶」だったのだ。
もし今、「麦茶づくり、ちょっと面倒だな」と感じている人がいたら、大容量ピッチャーという選択肢もあることを知ってほしい。
あなたの生活が少しだけ、ラクになるかもしれない。
さっき紹介した武田コーポレーションのウォータージャグの詳細はこちら↓。
気になったら見てみてください。
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